フリーランスとしてエンジニアが活躍するためには、案件の獲得が必要です。しかし既存の業者が幅を利かせていて、フリーランスには二次請けや三次請け、あるいは四次請けの仕事しか回ってこないという話も一部には聞こえてきます。このような既存の業者との競争では、同じサービスを提供してもうまく行きません。すでに一定の信頼関係を築いている既存業者から新規参入者に乗り換えるには、クライアントとしてもリスクがあるため、それ以上の目に見える価値がなければ中々難しいのです。
その一方で、新たにサービス開発を手掛けようとしていたり、自社内でのニーズに最適にカスタマイズされたシステムの導入を検討しているような企業の中には、費用対効果も含めて既存の業者に飽き足らず、新規参入者を積極的に起用しようという芽もあります。企業のアウトソーシング化も進んでおり、ネットワーク環境の整備などとも相まってフリーランスが活躍する場面も増えているのです。更に従来であればフリーエンジニアの案件獲得には、まず人脈を通じた紹介が主流でしたが、最近ではWeb上も含めてフリーランス向けの案件紹介サービスを活用するのが一般的になりつつあるようです。
エンジニアの人手不足は深刻であり、売り手市場とはいえ、フリーエンジニアにはバックとなる企業もなく、従って対外的な信用がありません。そのため業界でもエンジニアの転職のみならず、フリーランスとクライアントとのマッチングサービスに力を入れる専門のエージェントが育ちつつあります。以下におすすめの案件サイトを紹介します。
これだけWeb上に情報が氾濫しているからこそ、いざとなれば口コミがモノを言うという面もあります。最初からビジネスライクに振る舞う方が、後々まで良好な関係を維持することができそうです。そこも踏まえて案件紹介サイトを活用してみてはいかがでしょうか。
もちろん知人からの紹介となれば、その知人の顔を潰さないためにも、また更に紹介の紹介を呼び込むためにも意気込んで仕事をすることでしょう。
フリーエンジニアにとって、クライアントとの契約が口約束で済まされてしまうと、「言った」「言わない」の水掛け論になった場合、自分の身を守る術がありません。業務委託契約を結ぶのであれば、少なくとも双方がお互いに権利を行使し義務を負う以上、合意内容を記した契約書を作成し、署名捺印した原本を1通ずつ保管するのが原則です。こうしておけば、後に裁判になっても、この契約書が証拠となります。仮に一方から差し入れるだけの場合にも、コピーをもらうようにしましょう。
契約書は必ず2通の続きを読む体が資本のフリーランスにとって、健康は基本中の基本です。クライアントから依頼を受けた仕事の完成は自分の責任であり、たとえ突発的な病気や怪我によって仕事ができなくなったとしても、自分の代わりはいないのです。仕事の完成が納期に間に合わなかったり、あるいは完成した仕事が希望に合わなければ、クライアントから賠償を求められるかもしれませんし、そうでなくても信頼関係が損なわれ、その後の契約の継続も怪しくなります。
健康が資本の続きを読むフリーエンジニアにとって、案件の獲得は文字通りの死活問題です。従来どおりの人脈を利用した知人による紹介から、少しずつクライアントを広げて行くという手法は健在です。しかし最近では、フリーランス向けの案件紹介サービスを展開する、専門のエージェントを利用するという手もあります。第三者が介在することでフリーエンジニアの交渉力が高まったり、契約を明確化するなど、最適なマッチングをサポートする体制を整えています。
問題が起こりにくい案件獲得法の続きを読むIT業界では悪しき慣行として、「偽装請負」が横行していると言われています。それに加えてフリーエンジニアは、二次請けや三次請け、あるいは四次請けという形で仕事を受託している場合もあり、そのために「二重派遣」の問題も生じます。これは労働者派遣法違反となると同時に、職業安定法にも違反することになるのであり、処罰は知ってか知らずか、そのようなフリーエンジニアを受け入れているエンドユーザー企業にも及びます。
フリーランスがクライアントと業務委託契約を結ぶ際、契約書の内容に曖昧な点があると、後々クライアントと揉める可能性があります。トラブルを防ぐには、業務内容や報酬などを契約書にしっかりと明記しておくことが大切です。
契約書で明記しておくべきことの続きを読むフリーランスとは、一般的に会社など組織から独立した働き方を意味します。最近では企業が業務のアウトソーシング化に積極的なこともあって、フリーランスが活躍する場も広がっています。会社勤めのように会社の指揮命令に服することなく、仕事時間も仕事場所も自由であり、仕事の選択そのものも自由です。その一方で会社勤めのような身分の保障はなく、仕事を上手く獲得出来れば収入が上る代わりに、収入は不安定で、怪我や病気をしても生活の保障はありません。