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フリーランスになるということ

フリーランスになるということ

フリーランスという可能性

会社勤めが長くなれば、安定した身分にも慣れてしまい、ついあれこれと不満が口を付いて出るようになるものです。もちろんバブル景気の崩壊によって、企業の倒産やリストラが横行し、これまでのぬるま湯から一気に厳しい世間に放り出されるという憂き目に会った人も少なくありません。その一方でやはり会社勤めでは、会社の命令が絶対であり、連日の深夜に及ぶ残業や休日出勤にも残業代が適正に支払われなかったり、人が辞めるのに補充がなくて、会社に残った人に業務の責任がすべてのしかかるといった過酷な環境で働き続けざるを得ないという話も珍しくないのです。
その点フリーランスとして組織から独立した働き方を選択した場合、仕事を上手く獲得し続けられれば高収入を手にできる可能性がありますが、やはり多くは収入が安定せず、また怪我や病気をして働けなくなっても、基本的には生活の保証がないというリスクがあります。

仕事に求める価値

このように会社勤めとフリーランスとを天秤に掛けるということは、そう単純ではありません。しかし企業が業務のアウトソーシング化を進めており、またネットワーク環境の整備など、必ずしも仕事を決められた場所で行う必要性がなくなっているということから、フリーランスとして仕事をする可能性は確実に広がっています。特にITエンジニアの場合には、企業が即戦力として望むということもあって、フリーランスが増えています。フリーランスという働き方によって、仕事に対して飽くまで自分主体で関わって行けるということは、会社勤めに満足できない人にとって大きな意味があるということもあるでしょう。
一般的には会社勤めであれば会社の方針に従って、目の前にある仕事に集中するだけですが、フリーランスであれば自分の基準に従って仕事を選び取り、自分自身のキャリアを形作ることができるというわけです。もっとも就職は縁ともいわれるように、偶々職場環境や企業風土が自分に合っており、特に外に飛び出す必要がないということもあるため、フリーランスになることが誰にとっても最良の策と言えるわけではありません。大いなる野望を胸にフリーランスになったとしても、クライアントの求める実力がなかったり、あるいは信頼関係を結ぶことができなければ、そもそも仕事を獲得することができず、生活を賄う収入を得られないという事態に陥らないとも限らないのです。独立開業は誰でもできるが、続けることが難しいと言われるように、フリーランスには会社勤めであれば当たり前の身分保障がないために、その厳しい現実に直面するまで想像できないようなリスクもあるという点は、注意が必要です。

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